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2009年10 月31日 (土)

新発見・・・・日子穗穗手見命五百八十歳の意味

古事記は、「日子穗穗手見命(ホホデミ)は、高千穂の宮に五百八十歳坐しき」と記載する。
「580歳」は、解読できない数字の一つである。
普通に読めば、「ホホデミは高千穂の宮において、五百八十年間、天下を治めた。」となる。580年では長すぎるが、神代のことだから、2倍暦や4倍暦と違い、10倍暦や20倍暦で書かれているのかも知れない。

日本書記には、「ニニギの暗号179万2470余歳」がある。
解読方法は2種類あり、一つ目は、個々の数字を加算し、300余年を得る。それに従えば、580歳は13年または130年となる。
二つ目は、2桁または3桁の数字を加算し、822年を得る。580年は、上記の他に、58年、85年などが得られる。また、それぞれの逆数もありうる。際限がない。

解読方法の新しい発見
解読には、古事記の解読がヒントになる。解読方法の新しい発見があった。
古事記の御年の解読にはいろいろな解読方法が存在する。まともな解読とはいえないと思いながらも、捨てきれない解読例があり、「表93-1  記紀による崇神以降の暗号解読結果(面白い解読の仕方)」に集めている。
その中の一つに、次のような解読方法がある。
古事記の崇神天皇の記載に、「御年一百六十八歳、戊寅の年の12月に崩御」とある。
一百六十八歳を分解した逆数601と18に、12月の12を加算すると、631が得られる。
631とは、神武暦631年であり、日本書記に記載された崇神天皇の崩御の年、ニニギ暦前(西暦前)30年に相当する
。」解読として、復元年代は得られないが、記載年代を正しく示している。

上記の解読方法を「五百八十歳」に適用する。
五百八十歳を分解した逆数805に10を加算すると、815となる。815とは、神武暦であり、ニニギ暦(西暦)155年に相当する。
「五百八十歳」は、日本書記に記載された神武東征の出発年BC667年の復元年代155年を示している
。」

古事記および日本書記の紀年に関係する暗号を纏めると次のようになる。
古事記:「神武天皇の御年137歳」→西暦137年(神武誕生)
古事記:「ホホデミは、高千穂の宮に五百八十歳坐しき」→西暦155年(神武東征出発)
日本書記:「ニニギの暗号179万2470余歳」→神武暦822年→西暦162年(神武即位)
注1)ニニギ暦は、西暦と紀元を同じにする。

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